結婚の予定を伝えた方が良いケースと伝える必要のないケース
結論から先に申し上げれば、あなたにとって、伝える必要性がないのであれば、聞かれないことに対してお伝えする必要は、全くありません。
確かに、正職員で来年度からクラス担任を任せたいというポジションに面接に行き、半年後には結婚するパートナーが海外赴任を予定していて、ご自身も結婚後は海外についていくことが決まっているのであれば、事前に伝えるべきです。
それを伝えておかないと施設長から「面接の時に何故伝えてくれなかったの？伝えてくれていれば、半年後には退職する方をｸﾗｽ担任には配属しなかったのに？」とお叱りを受けることになるでしょう。
面接で結婚の予定を伝える必要がないケース
しかし今回のケースは、誰にでも起こりうる結婚・出産・育児の可能性が、少し高まったということでしかなく、今現在結婚を考えているお相手がいない方であっても、あなたより早くそのようなライフイベントが起こる可能性も当然あるわけです。そのような可能性について、くどくど説明する必要はありません。
保育園から”結婚の予定は？”と聞かれた場合の対応
では、保育園から聞かれた場合は、どう対応するのが良いのかについてお話をさせて頂きます。
結論を申し上げれば、堂々とおっしゃるのがいいと思います。
長期就業できる方という所に力点を置いた採用活動であれば、確かに近々の結婚がマイナスとされそうな懸念も分からないではないですが、先程も申し上げましたように、半年後に結婚を予定している方と現在パートナーがいない方の1年後の出産に伴う長期休業リスクは、「一概には分らない」というのが正しい解です。
それでも正直に言うことに対して不安が残るようであれば、「近々結婚を予定しています。出産に関しては、将来的には考えていますが、来年度には予定しておりませんので、採用頂いてクラス担任として配属頂いているのに、年度途中で長期的に職場を離れるようなことは、現時点ではないと思って頂いて問題ありません。」と伝えてあげればどうでしょう。
担当者も余程物分かりの悪い方でもない限り、それ以上可能性の話をしていても仕方がないことが分るでしょう。
結婚・出産の予定を伝える必要性があなたにある場合
最後に、保育園から尋ねられなかったが、あなた自身に、言う必要性がある場合について申し上げたいと思います。
まず結婚・出産・育児についてあなた自身に伝える必要性がある場合とは、どのようなことでしょう。それは、先程のような具体的に転勤に伴う転居を予定していて、短期間での勤務しかできない場合。結婚後は、夜遅くなる遅出の勤務が不可能になる場合。7か月後には出産を予定しているのでその前後には、勤務にあたり配慮が必要になる場合などがあるでしょう。
このようなことが想定されているのであれば、これも正直にお伝えするべきだと思います。長期勤続できる方の募集に対して、面接でこのようなことを伝えれば、採用に懸念を持たれるという危惧は、よく理解できます。
しかし、それを黙って採用になっても、必ずミスマッチとなり、双方ともに良い思いはしないでしょう。そういった配慮すべきことを理解頂いた上で、活躍し・戦力となる保育園を探す方に注力していきましょう。相談いただければ、そのような保育園を一緒に探していきますので、気軽に問い合わせてみて下さいね。
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