履歴書の免許・資格欄には、取得見込みや勉強中のものは記入しても良いのでしょうか?
もちろん記入して大丈夫ですし、どんどん記入してアピールしていきましょう。
もし取得見込みの資格が記載できないのであれば、保育士養成校を卒業して新卒で就活する方は、一切保育士資格について言及することができないようになってしまいますよね。
何故ならば、保育士資格は、養成校を卒業しなければ発生しませんし、もっと言えば、養成校を卒業して発生する資格は、「保育士資格」ではなく、「保育士となる資格」であるのですね。
保育士資格の例でも分かるように、今取得見込みの資格や勉強の途次であったとしても有効活用していくべきです。
そうすることにより今のあなたが目指す方向性もしっかり相手に伝わりますし、キャリア・アップのために自らのプライベートな時間やお金を捻出している仕事に前向きな方というメッセージが相手に伝わることでしょう。
あなたも採用担当者の気持ちになって考えてみてください。とりあえず生活費を稼ぐためにだけ保育士を続けている方と、保育士をしていく上でさらに技術を磨いていきたい、より良い保育をしていきたいと考えている方のどちらを採用されますか?
答は自ずと明らかだと思います。
では、保育士と関係ない資格の場合は、どうすれば良いか疑問が残ると思います。原則的には、これも書いていきましょう。しかし、なぜその資格を取得しようと考えたのか?に対する答えには、保育と結び付けて答えた方が良いでしょう。
いくつか例をあげますと
●インテリアコーディネーター・・・子どもたちにとって快適な住環境について知り、保育園のなかのインテリア選定や保護者支援にも生かしていくため
●ネイリスト・・・保護者対応時の会話の幅を広げるため、どのおかあさんも興味を持たれているネイルの資格を取ろうと考えました。また小さいこどもがいる時でも、安全なネイルのオシャレは、というような情報提供にもなるかなと考えています。
●登録販売者・・・セルフメディケーションの考え方が重視されるようになった近年、体調不良のこどもたちの投薬にかんしても、的確なアドバイスができるよう、資格取得を目指しています。 |
資格取得の動機は、保育に関係なかったかもしれませんが、どの資格であっても、保育というお仕事に何らかの形で寄与するものです。面接での応対の機会に、自分が取ろうとしているまたは取得した資格が、保育にどのような影響をもたらすのかを考えることは、その後の保育実務の中で、大変役立つことだと思います。
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