正直なところ、保育士の資格証に関して、原本かコピーかにこだわる保育園は、現在、あまり多くないのが、実際のところです。
しかし、どちらが好ましいのかを問われれば、原本ということになるでしょう。
何故ならば、保育士証の偽造を考える方は、多くはないので、そんなに気にされることはありませんが、コピーは容易に偽造することが可能であるからです。
その一例として、今も私の印象に強く残っている話をご紹介させて頂きます。
現在、健康保険証は、カード化されていますが、一昔前は、紙の保険証が一般的に使われていました。その紙の保険証も後期になれば、機械で印字されていましたが、前期(約30年前頃まで)のものは、氏名や生年月日などの必要事項の一部が手書きのものもありました。
その当時の話として、周囲の人から聞いたことなのですが、レンタルビデオ屋さんで会員になる際、どうしても18歳以上として会員になりたかった方が(当然その当時、その方は18歳未満でまだ中学生だったようです)、手書きの保険証を一度コピーし、コピーした保険証の生年月日を修正液を使って書き換え、その書き換えたコピーの保険証をさらにコピーし、そのコピーの保険証をレンタルビデオ屋さんに提示して18歳以上として会員になることに成功したようです。
では印字されたカード式のものであれば、偽造が防げるかと言えば、そうではありません。
同じようなフォントで印字した内容をコピーした保険証に張り付けてしまえば、そんなに違和感がなくなるのではないでしょうか。
そのような意味でも、証明書の提示は、原本が原則となりますので、面接に持参する保育士資格証は原本を携えていただくようにお願いします。
そこで面接に有利なワンポイントアドバイス!保育士資格証は、原本を持参頂くわけですが、合わせてコピーも持っていくことを強くおススメ致します。
原本で偽造でないことを確認して頂き、採用担当者である園長先生の手間を省くため、コピーをお渡しすることで、しっかり相手に配慮ができ、思いやりがあることをアピールすることができるでしょう。
またそれに合わせて、先回りして物事を考えられ、段取りが上手いという評価につながることは、間違いありません。
たった10円でそのような印象をゲットできるのであれば、やらない手はないですよね。
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