汎用性のある志望動機が最悪なワケ
保育士の転職活動お疲れさまです。面接日程の調整や、履歴書作成など大変な毎日を過ごされていることと存じます。
さて、本題の志望動機についてお話させて頂きます。
確かに質問者様の志望動機は、良いとは言えないです。
では、どこが良くないのかと言えば、質問者様の志望動機は、どこの保育園の面接についても当てはまることで、その特定の保育園を志望した理由になっていない所が、一番よくない点です。
プロポーズに例えてみてみましょう。
男性:「結婚して下さい」
女性:「どうして私と結婚したいと思ったの?」 男性:「女性だから」 |
例えが、非常に乱暴になってしまいましたが、質問者様の志望動機は、上のようなやりとりになってしまっています。
このプロポーズを受けた女性は、良い気持ちになるでしょうか?ならないですよね、心の中では「女ならだれでもええんかい!」とツッ込んでいると思います。
保育園での採用面接における志望動機もプロポーズと一緒なんですよね。
先日の面接の際、園長先生の反応が乏しかったのは、もしかすると「保育園ならどこでもいいの?」という思いがこみ上げてきた結果かもしれないですね。
では、どのようにすれば、園長先生の興味をぐっと惹きつける志望動機になるのでしょうか?
志望動機で知りたいことは、実はあなたの考えや体験
ポイントは、あなたの保育や仕事に関する考え方と保育園の考え方や体制をリンクさせて、志望動機を構成することです。
よく「●●●という保育理念に感銘を受け、同じ考えのもと保育をしていきたいと思い志望致しました。」のような志望動機を述べられる方が多いです
この志望動機に、なぜその保育理念に感銘を受けたのか?というあなた自身の体験や考えを盛り込むことが、面接担当者の興味を引く志望動機をつくる早道です。
刺さる志望動機・志望理由の事例
事例を上げてご説明致します。
保育理念:自ら豊に生きようとする力を伸ばす |
志望動機:「保育士とは、子どもたちの今現在の生活を手助けすることだけでなく、子どもたちが将来より良い未来を切り開くための基礎的な力を育むこと、またそうしたいと自ら考え行動できる力を養うことだと考えています。
そのような子どもたちの成長に乳幼児期から深く関われるということで保育士になりました。 しかし実際保育士として勤務すると、日々の子どもたちのお世話に追われ、子どもたちの将来に目を向けたような活動が疎かになっていると感じていました。 貴園では「自ら豊に生きようとする力を伸ばす」という保育理念を掲げ、実際子どもたちが、自ら考える機会を、日々の生活や行事の中に取り入れておられることを知りました。 そのような理念と実践をもつ貴園で、私の考える保育が存分に行いたく、貴園を志望致しました。 貴園で保育士と働くことで、自分自身も子どもたちもより成長できるようにしていきたいです。」 |
上の志望動機は、自分が理想とする保育とは、どのようなものかをまず語り、その保育が面接している保育園で行われている、なので志望したという論理で構成されています。
顔が見える志望動機・志望理由が一番
志望動機は、具体的にその保育園のことや自分が伝わることが一番大事です。
誰の志望なのか?どの保育園の話なのか?なぜそう思ったのか?が不明瞭な志望動機は、相手に響かないことを理解しましょう。
<参考>
面接で志望動機を聞かれたら?履歴書に書いたそのまま言えばOK?