長年、人材の採用に関わってきて、つくづく思うことですが、採用担当者の中には、決断できない、決められない、責任を持てない方が、非常に多いという印象です。
要するに、採用活動に適正がない担当者が、採用の責任者になってしまっていることが、往々にしてあるということです。
このような採用担当者がいる保育園に応募された方は、天災と思ってあきらめるか、もしくは、そのような方が採用の責任者になっている保育園は、碌なものではないと辞退する方が賢明だと思います。
採用活動をした経験のない人でも、簡単に分ることだと思いますが、その応募者を採用するのかどうかで、あれこれ検討する必要は、全くといっていい程ありません。
検討期間が長い保育園の採用担当者でも、面接終了後すぐに採否のあたりはついているものです。
では何故そこから検討が長くなってしまうのか、それは
1.採用したいが、見当違いの方を採用した時に責任を取りたくないので、迷ってしまう
2.そもそも採用基準が明確ではないので、判断がつかない
3.不採用だと伝えずらい
4.その応募者は絶対に採用しないのに、誰も採用できなかった場合のことを考えてズルズル引き延ばしてしまう
5.採用基準を満たしているが、他の応募者との面接がまだ継続していて、全員との面接を終えてから、決定したいため
面接後の検討が長くなる担当者の行動パターンは、上記のようなものです。求職者として理解できる・納得できる理由は、5番目の面接が継続中なので決定できないというもの位でしょう。
これは私の偏見かもしれませんが、決定の遅い・検討が長い保育園や企業に、将来性のある保育園・企業は少ないように感じています。
やはり、成長・成功するチャンスをつかむためには、だれよりも早く決断するスピードも必要だからではないかと思っています。
また採用の検討が長い保育園は、何かにつけて、決められない傾向があり、結局は昔ながらの業務の進め方が、延々続いていて、働く保育士に必要のない負担を強いられるケースをよく目にします。
活気がありイキイキとワクワクするような保育園は、自らのスピードを大事にしています。そのような保育園で働くことが、保育士がイキイキ・ワクワク働くことにつながると思います。