正直、前職の先輩は、新人イビリがとても酷くて、私が入職した時から、ことあるごとに難癖をつけてきて、私と良好な人間関係を築こうなんて思ってなかったんです。私が何をしても無駄と感じたので、辞める決心をしました。そのことを園長先生にお伝えすると、少し表情が曇り、その時点で面接終了となりました。私の発言に何か間違ったところがありますでしょうか?
園長先生との細かい会話のやり取りが不明なので、断言する訳には参りませんが、園長先生は、あなたのことを、都合の悪いことは何でも他人のせい・環境のせいにする方と受け止められたのではないでしょうか。
先輩や上司からのハラスメントやイジメは、確かに存在しますし、被害を受けている当事者だけの努力で解決できないことも多々存在します。
園長先生は、その点を十分に理解した上で、あなたに「人間関係が円滑になるように、なにか試したり、あなたの行動を改めたりはしませんでしたか?」という質問を投げかけたのではないでしょうか?
では、なぜそのような質問を投げかけたのでしょうか?
それは、あなたが、あなたを取り巻く状況や環境をどのように捉えているのかを知るためではないかと思います。
同じような苦しい状況に立たされたしても
一方は「この状況を改善するためには、自分はどうしないといけないのか?」と自問自答を繰り返し、積極的に自分の行動を変化させる方もおられるし
また一方は「自分は何も間違っていないのに、周りが悪意を持って接してくる」と考え、自分を取り巻く状況や環境が変化してくれることをひたすら願う人もいます。
学校でのイジメしかり、自分の努力だけでは何ともしようのない状況は、確かにあります。
その場合は、やるだけやって逃げてしまえば言い訳です。今回のように退職をして新天地で活路を開けば良いと思います。
しかし、その状況・環境を作り出した要因が自分にも、その一端があると考え、自身の改善につなげていく試みは必要ではないでしょうか。
何か都合の悪いことが起これば、周囲の人が悪い、私のせいではない。
これでは、いっこうに自身の成長に繋がらないのではないでしょうか。
園長先生が求めていた答えも「このような試みやコミュニケーションの取り方を工夫してみたのですが、いっこうに状況が変わらなかったので・・・」というものだったのではないでしょうか。
もし、現実にはそのような試みをしていたということであれば、園長先生への伝え方に問題があったのかもしれないですね。